夜明けの空

―カウンセリングスクール日記―
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | permalink | - | - | - | -

夢分析

 田村侑里さんのホームページに書かれていた
ユング派分析家の藤南佳代先生にカウンセリングを受けました。

事前のメールで
「今、特に悩みも問題もありませんが
それでもいいですか?」と聞くと

「もちろんです。悩みや問題がない場合は
『自分を知ること』を純粋に楽しめると思いますよ」
と返事があり、楽しみにしていました。

その日の朝、見た夢は
新しい家に引っ越しをした夢でした。

引っ越しした先は、道路が広いから車が多くて
案の定、事故が起きました。

前の家のほうが、前は道路だけれど
裏の小道があって危なくなかったのにと思っている

そして事故があった人の手伝いに、お湯を運んで待つ間に

その道路のそばでテニスをしている人(同僚の○田さん)が
仲間に入れてくれるというので
ラケットを取りに家に戻る。

家に戻ると隣の家にトールペイントが掛けてあり
ここでしているのかと尋ねると「していない」と言われる。

もうひとつのお隣は、学校の先生みたいで

粘土で家族4人の顔を

最新のフォトグラフィーで作った
赤ちゃんのマスコットを作る技術を教えている

私がのぞきこむと
赤ちゃんの顔にしわがあり

最新か何か知らないけれど
あまりかわいくないなと思う

そんな夢でした。

藤南先生にお会いして、まず生育歴を聞かれました。

何を話しても聞いてもらえるというような安心感があり

とりとめもなく、カウンセリング演習のクライエント役のように
(演習ではクライエント役はしゃべり続ける努力をします)

今まで思っていたことを話しました。

その上で今日見た夢の話をすると

家族内でも仕事上でも問題はないという現状(前の家)を
無意識は変えたい(引っ越ししたい)と思っている。

テニスをしている〇田さんのように
自分の感情を素直に出して自己主張したいと思っている

自分の感情を素直に出すと

事故が起こるかもしれないし危険を伴う
にも関わらず

変えたい(引っ越ししたい)というエネルギーがたまっている

壁にあった大人の顔をしたマスコットは私の無意識の心で
顔は大人でも「(無意識の)傷つきやすい心」の赤ちゃん

と説明してもらいました。

私は今まで乗馬、エステやトールペイントやアロマなど
いろいろな習い事をしてきました。

どれも、その時は熱中しますが
何か違う感じがして

自分が何をしたいのかわからず、
その度に自分探しをしていました。

いろいろな心理の本を読んできました。

今は、カウンセリングに気持が向いていますが
たとえ卒業しても一緒だろうと先生は言われました。

ヒーリングについても聞いてみました。

先生はまっすぐな線に1本の矢印が刺さったような図を書いて

潜在意識に一瞬穴が開いたような状態を説明されました。

意識を変えていくには

潜在意識に何本も矢が刺さったような図を書いて
こんな風に何度も繰り返し穴をあけるようなことが必要

というような意味の話をされました。

何度もカウンセリングを受けなければ変わらないって事だなと
思いました。

この一年カウンセリングスクールで繰り返しいわれたことは
無条件の自己肯定感でした。

「〇〇しなければ私は完全ではない」とか

「もっと〇〇すればそうなれる」とかではなく。

結局、小さい時に無意識に追いやった
傷つきやすい「心の赤ちゃん」を慰めることだと思いました。

どうしたらその無意識の赤ちゃんを慰められるかと考えた時

私は看護婦なので

患者さんに何かしてあげると「ありがとう」と言われ、
微笑んでくれる。

それを見て私の心の赤ちゃんが喜び
患者さんの赤ちゃんも喜ぶ。

そんな風なイメージを伝えると

藤南先生は「看護婦は天職ですね」と言われました。

「私は私のままでいい」

それを実感できました。








夢分析 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

新しいヒーロー

 5月にたたら先生に講義で
「夢日記を書くといいですよ」と聞いてから
ずっと夢日記を書いてきました。

今日見た夢は

修学旅行のような印象で
海辺の道路をマラソンしているところ

おこずかいでお土産を買ったのを
学校の担任の先生に

「いいお金の使い方をしましたね
100点満点」 と褒められました。

その言葉がとても印象に残って
すぐ目が覚めてしまいました。

「覚えておいて書いておかなくちゃ」って

昨日、カウンセリングを受けたのを
潜在意識が喜んでくれたのだと思いました。

「自生ドラマの交流分析」という本に

「私の尊敬する新しいヒーローができたか
また、昔のヒーローを今は違った目で
見ることが出来るだろうか」というのがありました。

昔の(昨日までの)私のヒーローは
「マザーテレサ」でした。

新しいヒーローは
「フーテンの寅さん」かなぁと思いました。

自分の思いどうりに生きていて優しい感じ
周囲の人には迷惑だけど、にくめない素直な感情

マザーテレサはどこかストイックですね。
素晴らしい人だけれど
自分がなるにはシンドイ感じ

昨日話をいっぱい聞いてもらったことで
私は被害者意識がいっぱいだったことに
改めて気づきました。

私の対抗脚本は
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」でした。

私は我が子にもそれをしてました。
多少緩和されてますが・・・

これから少しずつゆるくなれる気がします。





夢分析 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

カウンセリング演習

昨日は、2人ずつでカウンセリングの演習でした。

15分ずつカウンセラー役とクライエント役を交代して
演習します。

それを録音して逐語録を作る宿題が出ました。

生徒からの質問に「人生相談を受けている気がする」というのが
ありました。

その答えに、勝見先生は

「実際のカウンセリングは、こうしたらいいのではないか
ああしたらいいのではないかという問題ではない。

どうにもならない問題を抱えた人がやってくる。

助言しても役にはたたない
そんなことは承知だが、こうなってしまう。

小手先の表面的な対応では役にたたない。

一番の基本は、
理解されるという経験が変化の一番の土台。

カウンセラーが理解したことをいかに伝えるか

理解されたという体験があって
次に進むことができる

それを心がけていくしかない。」

と言われました。

前日、カウンセリングを受けた私はその言葉がよくわかりました。

ティム・ゲナールは

「心の傷から立ち直る第一歩は
自分の苦しみを受け入れることです。

そのためには
少なくとも1人の人に自分の悲しみや苦しみについて
話さなければいけません」と言っています。

自分の話をしっかり聞いてもらうことで
自分はこう考えていたんだということがわかります。

私は被害者意識いっぱいだったなぁとわかりました。

スクールには、下の妹の車で行くのですが
その途中で

「普通の人は無意識と言われてもわからんよね。
スクールに行ったからわかるし、

夢分析してしてもらった、いうのも縁よねぇ」と妹が言いました。

本当にそうです。

オーラソーマがあったから、カウンセリングに興味をもった。

カウンセリングスクールに行ったから
夢日記もつけていたし、その日の夢も思いだせた。


そして、一年通ったおかげで
藤南先生の言葉の意味がすぐにわかりました。

すべてはつながっているんですね。

今日になって
自分の中に傷ついた赤ちゃんがいるからこそ
傷ついた人の気持ちもわかると思えてきました。

よい気づきをもらえました。



夢分析 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | - | -

ミドル・パッセージ

 ミッドライフ・クライシス(中年の危機)を

私はそれをむしろ
ミドル・パッセージ(人生半ばの通り道)と呼びたい

とこの本にはあります。

「ミドル・パッセージでわたしたちは
自分の情熱を見つけるよう招かれる。

痛みを感じるほど深く、生と自分自身の本質に
わたしたちを引き入れるものを発見することは

その体験がわたしたちを変容させるがゆえに
不可欠なのである。

輪廻転生を信じる人が考えるように

わたしたちは、あらためてこの世に戻ってきて
別の可能性を生きるチャンスをもつのかもしれない。

しかしたとえそうであっても
それはまた別の人生なのであって、この人生ではない。

わたしたちは、それを完全に生き抜くべく
この現在の人生に招かれている。

わたしたちは、過去について愚痴をこぼしたり
ためらったり恥じたりしながらでは
死や病に向かっていくことはできない。

もしわたしたちが自分自身になりきるために
ここにいるなら、いまこそがその時なのである。」

  ―ジェイムズ・ホリス著「ミドル・パッセージ―生きる意味の再発見」
               コスモスライブラリー

藤南佳代先生の翻訳された本です。

人は人を許そうとする時
一人以上の人に話を聞いてもらわなければならないと

非常につらい体験をした人の記事を読んだことがあります。

妹が私について、「変わったと思った」と言ったことがあります。

そのきっかけは、私が専門学校の時、合宿でカウンセリングの先生と
ワークショップをした時です。

小柳春生先生と澤田章子先生のグループで
自分のことをそのグループの人に聞いてもらった。

その後、一大決心をして寮の役員になった私に

そのグループで一緒だった、決して仲良くなかった
むしろ、苦手だった友人が

「ガンバっとるじゃん」と声をかけてくれました。

それから私の中の対人恐怖がなくなったように思います。

はきはきしていてきつい感じがして
ちょっと怖いと思っていた人が実は怖くなかった。

怖いと思っていたのは、私が偏見を持っていたからだと
わかったのです。

わかりあえたら、人っていいなぁと思いました。



年末に藤南佳代先生に話を聞いてもらったことで
私の中の被害者意識は確実に減りました。

今まで過去にこだわっていたことがよくわかりました。

もう過去にとらわれる必要がないことも。

よく見るのは、ジェット機の離陸する夢です。
行先は、南の島。遊びに行きます。

海水浴が楽しめます。

そこに行くには、すごいスピードのジェット機に
乗らないといけません。

それに乗って前の障害物をよけて離陸している夢です。

なにか乗り越えられた感があります。

心が穏やかです。
夢分析 | permalink | comments(1) | trackbacks(0) | - | -