夜明けの空

―カウンセリングスクール日記―
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赤貧洗うが如し

 赤貧洗うが如し、の意味は
何も彼(か)も洗い流したように
一物もないこと、とあるが

確かに裏長屋の人たちの暮らしは
一間きりの部屋のなかには何もありはしなかった。

そして売るべき女の子を持たない人たちは

いったいどんな暮らしをしていたかといえば
それは元手のいらない商いであったらしい。

即ち(すなわち)、川に入ってしじみ、あさり、
川底に這う(はう)青海苔を採る人、

また田圃(たんぼ)に入ってうなぎ、たにしを取る人、

いずれも仕掛けを必要とせず、
簡単なざるなどで採取できるので、

長屋の住人にとっては壁土の藁などを口に入れるよりは
はるかにあてになる仕事だったというべきだろう。

ただし、厳寒に素足で水に浸るのは
拷問に等しい苦しみであったに違いない。

朝、しらじら明けにざるをかついで
「しじみエー、あさりエー」
と売りに来るおばさんの手足は、

まるでクレヨンでも塗ってあるかと思うほど
いつもまっかで、
そして大きなあかぎれがぱっくりと口をあけていたことを
思い出すのである。

     ―宮尾登美子「生きてゆく力」海竜社―

昭和初年の恐慌のころの話だそうですが
この本を読んで
今の暮らしの楽さを考えました。

水は蛇口をひねるだけで出てくるし

冷蔵庫があるので
昼間から井戸につるしておかなくても
物を冷やすことができます。

なにより、3度の食事を心配しなくてすむ

私は、寒がりなので
「厳寒に水に触れる」という苦行はとても想像できません。

夏は涼しく、冬は暖かい
温室のような職場で働けることに

自由に生きられることに改めて感謝し
今のぜいたくさをちょっぴり反省したのです。
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アンネフランクの証言

 1944年3月7日
アンネは彼らの苦難について書いています。

「私はどんなときでも、美しいものは残されていると
気づきました。

自然における太陽の輝き

あなたの心にある自由・・・・・・。

こういった全てはあなたを助けることができます。

このようなものを発見してごらんなさい。

そうすれば、あなたは再びあなた自身や神を見出します。

そして、あなたは再びバランスを取り戻します。」

1945年3月
アンネはバーゲン・ベルセンの強制収容所で
発疹チフスのために亡くなりました。

驚くのは、ある生存者が
アンネの最期について

「彼女は何も悪いことは起こらなかったと感じながら
穏やかに死にました」

と当時を思い出しながら語っていることです。
(中略)

最後の最後まで続いた悪夢の間
彼女は希望と勇気の精神に支えられていたのです。

そのうえ、彼女が秘密の隠れ家で書いた気取らない言葉が
世界中の人々の感動を起こすことになったのです。

  ―マーク・サーストン/クリストファー・フェイゼル
    「エドガーケイシ―に学ぶ幸せの法則」たま出版―


アンネ・フランクは、13才という時期に隠れ家に25カ月住みました。

その苦難を思うと、こんなに自由に暮らしている今の自分の
ありがたさが身にしみます。

ここに書かれている自然の美しさの賛美に心打たれました。
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誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎というのがあります。

人間は、気道という空気の通る道と
食道という食物の通る道が途中まで一緒なので

食べ物を飲み込む機能が衰えてくると
食べ物が気管に入り
肺炎を起こしてしまうのです。

そのために食べれなくなる人がたくさんいます。

なぜ、気道と食道が一緒なのだろう?

なぜ神様は人間の
気道と食道を分けてくれなかったのだろう?

鳥の一部には、気道と食道が完全に分かれている
種類もあると聞きました。

人間もそうだったらよかったのにと
ずっと思っていました。

先だって「はじめて出会う心理学」という本に
こんなことが書いてありました。

『チンパンジーの発声器官では、
すべての哺乳動物と同様に

喉頭が「のど」の高い位置にあり
呼吸と嚥下が同時にできるしくみになっています。

そのために、喉頭部でつくられる
音声の種類が限られています。

人間は他の動物とは異なり
喉頭がのどの低い位置にあります。

その結果、呼吸と嚥下を同時にするとむせてしまうが
多様な音声をつくりだすことができます。』

<人間とチンパンジーの発声器官の比較>が
図示してありました。

あーそうだったんだ。

人間の気道と食道が一緒だから
自由に言葉を話せ
それをあやつることができるんだってわかりました。

『単語を自由に組み合わせ
文法に則して無限の文を作り出す能力は

どんなに訓練を積んでも他の動物にはできないことです。

また、母音や子音を自由に操る有節音声言語は
人間に固有の能力で

音声を発声する解剖学的構造については
人間と類人猿の間に大きな隔たりが見られます』

『私たちは、話し言葉という
特殊能力を身につけることによって

他者と複雑なコミュニケーションを
行えるようになっただけでなく

声を出さずに言語を操り
自分自身の内部でも高次な概念操作を行い

自己のモニタリングを行えるようにもなりました』

こんなことがわかると
神様に感謝しこそすれ
文句を言ったらバチがあたりそうです。

物事は1面だけを見るのではなく
全体をみることで見方が変わると思いました。

そして知識を得ることで
見方が変わる

マイナスだけをみるのではなく
プラスの面をみていくこと

「カウンセリングはいいとこ探し」

お勉強しながら
今までの習慣を変えていきたいと思います。




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親鸞

 引き出しの整理をしていたら
中国新聞に連載されていた

五木寛之の親鸞の切り抜きが出てきました。

比叡山におつかいをたのまれた子供の親鸞は

途中で夜になり

真っ暗闇で背中の荷物の重さが身にこたえ
体が思うように動かず

いまにも深い断崖からまっ逆さまに落ちていくようで
真の恐ろしさを感じ

思わず泣き出してしまった。

そのとき、空から月があらわれ
木々のかなたに、かすかな灯火(あかり)が見えた。

「月の光があたりを照らしたからといって
背おっている荷物が軽くなったわけではない。

遠くに横川の燈(ひ)が見えたからといって
そこまでの道のりが近くなったわけではない。

荷の重さもかわらない。
歩く道も近くはならない。

だが、わたしはたちあがり
歩きだすことができた」
(中略)

「心の闇は、いったん晴れたようにみえても
すぐにまた曇る。
(中略)

われらは凡夫である。

絶えず心はゆらぐ。
迷う。
くじける。

念仏はそういう凡夫の心を
そのつど立ち直らせてくれる
光の知らせではないか。

わたしは、そんなふうに考えてきた。」

瑣末なことに心がとらわれているより
物事の本質を考えるようにしたい

元京セラ会長の稲盛和夫氏が

「なんまん。なんまん。ありがとう」

と言っていたと本で読んだことがあります。

心を落ち着かせる方法として
お念仏もアリかなぁって思いました。

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神様のカルテ3

 子供が買った「神様のカルテ3」を読んで
最後のところで泣きました。

これは、「3」だけ読んでもわからないと思うので
「1」「2」「3」と順を追って読んだほうが良いです。

だんだん本の厚みが増してますが
とても良かったです。

栗原一止の話の仕方がとてもいいなぁと思いました。

「立ちいった話であれば、話題を変えます」とか

コミュニケーションが上手な感じ
なかなか言えないなぁと思います。

シリアスな会話もいいですが

会話の中にユーモアがあって
何回も笑いました。

頭いいなぁ

ここ3日間、忙しかった私の現実逃避
気持ちの支えとなりました。



本の中の看護師さんの言葉が、胸をよぎりました。

「私は楽をしたくて看護師になったんじゃないんです。」

私も「そうかも」と思いました。

毎日、しんどいこともありますが
頑張ります。
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葉室 燐

 葉室 燐さんの本にはまっています。

今、中国新聞に連載されている
「紫匂う」もいいですね。

毎朝一番に新聞をみます。

今、研修のため広島市内に通っていますが

行き帰りで1冊

葉室 燐さんの本を読むのが
一番の気分転換というか楽しみです。

直木賞をとった「蜩ノ記」を読んだの
がきっかけです。



いままで読んだ中での順位は

 嵳子の花咲く」
 時代モノの推理小説みたいでおもしろい
 読後感もよく何回読んでもいいです。

◆帷鵐竜」
 これも後半引き込まれていく
 主人公がカッコいいですね。
 映画化されるとか。
 観にいきます。

(図書館戦争も観にいきましたが
 同じく岡田准一が主人公らしい。)

「橘花抄(きっかしょう)」
 立花家の兄弟が素敵。宮本武蔵の話が出てくる。
 主人公(女性)の気分になって浸れます。

ぁ崕月記」
 後半決闘シーンが盛り上がります。

ァ峩箚舛良蝓
  家老の話がと似てる
  3人の友情がいい

Α崚濾院
 織田信長の娘の話。
 歴史を横からみるようで面白い

А峅屬篁兇襪蕕鵝
 忠臣蔵のサイドストーリーといった感じ
 「いのちなりけり」を先に読んだほうがよかったらしい・・
 続編なので。

─屬い里舛覆蠅韻蝓
 主人公の無骨さがいいですね。
 水戸黄門や助さん角さんが出てくる。
 ある場面がちょっとパロディで面白い。

「オランダ宿の娘」
  シーボルト事件の話。
  イネが「オトシャマ」と言った部分が
  切なかった。

「霖雨」
 秋月記に出ていた人がでてきたり
 歴史っぽい

「星花瞬く」
 シーボルトの息子の話
 だけど主人公が脇役っぽい
 
私は、主人公が剣の達人で真っ直ぐな気性・・
という話が好きです。


 


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