夜明けの空

―カウンセリングスクール日記―
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トマトとメロン

 トマトにねぇ
いくら肥料やったって
メロンにはならないんだなぁ

トマトとねメロンをね
いくら比べたってしょうがねぇんだなぁ

トマトより
メロンの方が高級だ
なんて思っているのは
人間だけだね
それもね
欲の深い人間だけだな

トマトもねメロンもね
当事者同士は
比べも競争もしてねぇんだな
トマトはトマトのいのちを
精一杯生きているだけ
メロンはメロンのいのちを
いのちいっぱいに
生きているだけ

トマトもメロンも
それぞれに自分のいのちを
百点満点に生きているんだよ

トマトとメロンをね
二つ並べて比べたり
競争させたりしているのは
そろばん片手の人間だけ
当事者にしてみれば
いいめいわくのこと

「メロンになれメロンになれ
カッコいいメロンになれ!!
金のいっぱいできるメロンになれ!!」
と尻ぴっぱたかれて
ノイローゼになったり
やけのやんぱちで
暴れたりしているトマトが
いっぱいいるんじゃないかなぁ

        ―会田 みつお―

子供は今年、受験生です。
メロンになれと叱咤激励しているつもりはないけれど
この詩にちょっと反省するのは
ついメロンになれと言っているということかなぁと思います。



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静かな感動

 若いときは
精妙なひかりを放つものに出会っても
気づけなかった

そのひかりを打ち消すほど
自分がギラギラしてたから

踏まれても踏まれても
ひたむきに生きようとする
草花が放っているひかり

自分が苦しいときでも
そっと、人のために祈る
愛の人が放っているひかり

そんなひかりを感じて
思わず、手を合わせるようになった

もしも
ある年齢に達しなければ
たどり着けない境地があるとしたら
トシを重ねるって
なんと、すばらしいことだろう

  ―宇佐美百合子「いつでもいまが出発点」幻冬舎―

この詩を読んで
私も、ある年齢に達しなければたどり着けない境地
があると思いました。
この年齢になって初めてわかることがある
トシを重ねるってすばらしいことですね

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ありがたい年齢

 死の問題は
今始まったのではない

生まれたときから
もう始まっていたのです

点滴棒をカラカラ押して
青白い顔に幼さを残して歩く
9歳の少年に・・・・・・

母親に抱かれ乳を吸う力もない赤ん坊の
下げられた管の数々に・・・・・・

気がつけば、私、46歳
ありがたい年齢だったのです

    ―鈴木 章子―
                神渡良平「下座に生きる」より


毎日、同じような日を生きているような気がしますが
同じ日は1日としてないのですね

「今日は紅葉狩りの日だったんよ」とある人が言いました。
デイサービスで楽しみにしていたのに
病気で行けなかったのです

せつないなぁと思いました。
そんなせつなさも
人生で積み重ねないといけない体験なのでしょう

いろいろな人生の体験を
感謝して生きていきたいと思います。
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出発点

 人生の法則は
とってもシンプル

避けたくても、
自分のしたとこに返ってくるし

求めても、
自分のやったことしか受けとれない

いつもここが
人生の出発点。

だから、
いま、ここで、

「よいおこない」という種をまく。

  ―宇佐美 百合子「いつでもいまが出発点」幻冬舎


「よいおこない」という種をまくように
生活していきたいですね。

たとえば、ゴミをひらうとか
横断歩道の前で止まるとか
ちいさいことでも
していきたいと思います。

過去を考えるといろいろ反省もありますが
いっても仕方ないので
「いつもここが出発点」の思いで
今から、
今から。

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 この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ

危ぶめば道はなし

踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる

迷わずいけよ
行けばわかる
     
     一休の言葉

  ―諸富禅彦 「運命の道は見つけられる」―

2年間行っていたアロマの講座と
19年前から細々と続けていた乗馬にピリオドをうち

4月から新しい講座を受けに行きます。

「道」というとおおげさですが
新しい道なのかなぁという気がします。

自分がして欲しかったことが
できるように
気負わず通いたいと思います。
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星は願いを叶えてくれる

 星は願いを叶えてくれる。

ほんとだよ。うそだと思うなら,星に向かって願いごとを言ってごらん。

願い事は,思っているだけではなかなか叶わないものだけど,
言葉にすると,願いが現実になりやすい。

たとえば誰かに「こんな仕事がしてみたい」っていっておくと,
本当に,そんな仕事が舞い込んで来たりすることがあるよね。

公言したからには,ちゃんとやらなくちゃという気持ちもあるから,
夢にむかってがんばれるってこともある。

だから,夢をことばにすることは,夢を叶える一番の近道なんだ。

だからといって,夢や願いごとを誰かにいきなりいうのは
やっぱり恥ずかしいし,勇気がいる。

そんなとき,まずは星に願いを聞いてもらおう。

星に夢を話しているうちに,
だんだん自分のこころの中が整理されてきて
本当にやりたいことが見えてくる。

これならできそうって気持ちも芽生えてくる。

ほら,なんだか星が願いを叶えてくれる気がすると
思いませんか?

    ―吉沢深雪「星見るしあわせ」より

長女の卒業式のときに、担任の先生が読まれたプリントが
出てきました。

私の願いごとは何かしら?
自分でも本当の気持ちはよくわからない。

はっきり言えたら、きっと叶いますね。
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最上のわざ

 この世の最上のわざは何か

楽しい心で年をとり

働きたいけれども休み

しゃべりたいけれども黙り

失望しそうな時に希望し

従順に平静に

おのれの十字架をになう

     ―ホイヴェルス神父

ここには、高齢になった老人の心境が綴ってあります。
私の親しい方が年をとられて

「昨日までは指をここまで伸ばすことができました。
でも今日は伸ばせません。

明日になるともっと伸びないでしょう。
毎日少しづつ自分の持っていたものをお返ししていくのです。」

と言っていました。

年をとっていくと私たちにとって当たり前と思っていたものを
日々返していく辛さを味わうことになります。

「年をとるにつれて思うとおりにいかないことも
いろいろ起こってきますが

それもまた恵みであるということ」


出典は書き忘れましたが
この詩とそれに続く一文に
考えさせられました。

人は誰でも年をとります。

このように、「それもまた恵みであるということ」と言えるような
年の取り方をしたいなぁと思うのです。

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