夜明けの空

―カウンセリングスクール日記―
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対人精神分析

 7月29日に特別講義がありました
川畑直人先生の「対人関係分析論」です

難しい話を面白く教えてもらいました

今まで、フロイトとユングしか知りませんでしたが
サリヴァン、フロムなどの説明がありました

フロイトもユングも個人の意識・無意識を扱っている
時代が変わってきて対人関係が大事になってきた

この対人関係分析論は
人と人の間にある関係をみていく

サリヴァンの時代は抗精神薬がなかった

それで、サリヴァンの統合失調症の治療は
精神科病棟のナースに訓練した

患者が不安を感じないような
オープンにちゃんと伝えるというコミュニケーション

辱めたり心に圧力かけたりがないような
そこで親密な関係を作る

その病棟の患者はどんどん良くなって退院していく
そんな伝説ができた。

これがサリヴァンの名声となった

ナースがプロセスレコードを作って
患者とのやり取りを分析して
患者に不安を与えないような関わり方を考えた

人と人との間でどういうストレスがかかっているのか
どういう風にストレスをかけないようにできるのかを考えた

統合失調症は当時、治らない
人格の荒廃に至ると考えられていた

サリヴァンは統合失調症が手に取るようにわかる人だった

現実に適応するため不安から見て見ぬ振りをしていたのが
それではやっていけないよとなった時に

自分が排除していたものが一気に押し寄せてくる
それは、患者が人間であるということを保つために必要なこと
というふうに考えた



講義の中で特に心に残ったことは
フロムの著作「自由からの逃走」の話で

自由はいいものだ
拘束→自由な世界に行きたい・・と思っている訳ではない

人間は本当に自由を与えられると困ってしまう
人間はその自由に耐えることができない

人間は自由を求めるといいながら
強制された世界を求めるのだ

最近感じているのは、インターネットの世界のバッシング

例えば、最近話題のいじめ問題 それについて責め立てる

「その人たちは何が起こったか知っていますか?」

本当に知らないのに教師が悪いと熱狂する
「はたしてそれでいいんですか」という意見は言えなくなる

本当に学校ひどいよねと言っているほうが気持ちいい??

そういう問題は繰り返し起こっている
対人関係の社会、文化を考えた

フロム・ライヒマンは

「患者が良くなればフリーダ・フロム・ライヒマンは
シャンデリアにもぶら下がる」

といわれたほど献身的な治療をした人で

分析家がすべてが万能であるわけではなく
分析家も見落とししている

患者がおかしいと考える前に
自分と患者の間で何が誤解されたのかを考え
何が間違っていたか患者と対等に考える
それを患者に伝える

オープンに患者に伝えなさい
それによって患者は関係を修復することができる

「Art of listning」
傾聴の重要性を唱えた人

聴くことはアートだ
簡単なことではない
磨き上げる技術だ

人の話を自分勝手な文脈で聞き取るのではなく
その人の立場で文脈で聞くのは大変なことだ
修練が必要

これおかしいなと思っても受容してあげる?
というのはうそ

間に受けて信じるなら修練は必要ない
その裏にあるのが何かを理解する

うのみにするのではなく
相手が何をいわんとしているのか理解する
相手が言っている真意は何かを理解する

怒っているのを間に受けて
怒っているんですね、というのではなく

何に対して怒っているのか

それはもしかして私が意味を取り違えたこと
そこで怒っているんじゃないの?

聞くだけでなく伝える
伝えると自分の理解が正しいのか正しくないのかがわかる

こちらが理解したことを伝え
相手がどういう風に反論するのかを確認する
それをしなければアートではない

そんな話を聞きました。

出席者はカウンセリング専門コースの人がほとんどで
前後で意見を出しました

後ろの席の方は、専門挟生の方で
来年のカウンセリング演習の話も少し聞けました。

大変そうですが
専門コースの人達と接し
私もずっと学んでいきたいと思ったのでした。








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