メリィMグールディングの「自己実現への再決断」
という本を読んでいると
「非行少年や犯罪者たちの幼い頃の生活歴を
聞いていると
彼らの怒りの行動が
重度の抑うつ状態や精神病になる代わりに
とられたものであることがよくわかる
こうした人たちは
自分たちの幼い頃の怒りが
自分の生命を救う役目をしていたのだ
という意味で
怒りに感謝する必要がある。
しかし一方で
今日の問題を解決するためには
怒りの行動以外のオプションがたくさんあることを
認識するのも重要であることは言うまでもない」
という一文がありました。
「怒り」にどう対処するかが
このところの私の関心でしたが
こういうことだったんだ
と分かりました。
私は、「致命的な禁止令を与えられた」
わけではありませんが
私の幼い日の心を守ってくれたのは
やはり「怒り」であったように思います。
「怒っている子供たちは
自分が怒りにまかせてしたかもしれないこと
する可能性があったことなどに気付くと
自分自身で恐ろしくなり
それ以降は自分の怒りを抑圧してしまうことがある」
これらの文章を読んで
私も「怒り」を抑圧しようとしていたことに気がつきました。
でももう抑圧しなくても大丈夫だと思いました。
湧き上がってくる怒りを鎮めようとずっと考えていました。
私は分別のある大人になったのだし
もう怒る必要は何もないことに気づきました。
「<怒り>を抑圧していた人がそれを抑圧しなくなると
怒るようなことはほとんどないのに気がつくのが常である。」
私を救ってくれた「怒り」に感謝したいと思いました。