専門コースの最終日は
鑪幹八郎先生の特別講義でした。
「愛するということ」というのは
エーリッヒ・フロムの本の題名です。
1.自分の方から働きかける。
2.お互いに愛する
3.実存的なもの
つまり、受け身ではない。
前向きに働きかけること
<相手を尊敬すること>=対等でないとできない
→対等かどうかは、言葉使いでわかる
例えば、赤ん坊、痴呆がかった人
誰がみても対等・・・結構むずかしい
<知ること>=関わる行為
よく知りなさい
よく知らないと相手に対して距離ができる
関わると
わかっているか
わかっていないかがわかる
そこに入ると何かがわかる
そういうところから分かるのが
愛なのだということ
母の愛「無条件に注がれる愛」(私が生んだ子だからあなたは私にとって絶対です)
父の愛「条件付きの愛」(お父さんがしっかりしないと歯止めがない)
母の愛、父の愛が、しっかりできるようにわきまえる
この2つはどうしてもいる
この2つは1人の人が背負うのは難しい
誰がそれを担うのかは家庭ごとに違う
(例えば叔父さん、お祖父さん等)
成熟した愛とは
「与えれば与えるほど 返ってくる」
心の世界では、与えたら減るようなものではない
与えたら減らない
与えたら自分のなかで増えてくる
<カウンセリング>は
そういう関わりが自分のなかで増えてくる
自分の関心、とことん知るという働きを惜しまない
生命感は与えることによって増大する
一生懸命打ち込んでいるか?
何もしないでいい母親になれるか←それは無理です。
積極的に動くことが喜び
自分が動くことで元気になる。
「すべての人を対等に愛する」
「すべての人は対等である」
このような話でした。
ちょっと気力が落ちていた私に
「与えれば与えるほど返ってくる」
という言葉は、何より励ましになりました。
出し惜しみしない人になりたいです。